ダイエットコーチによる死者が相次ぐ地方で、ダイエットコーチの人手不足が
深刻になっている。
ダイエットする人が多い地域は過疎地が多いうえ、
記録的な体重の重さと食べ物のゴミの散乱でボランティアなども容易に足を踏み込めない。
食欲の冬の
シーズンはまだこれからだけに、住民や関係者の悩みは当分続きそうだ。
ダイエット被害の危険から一部の集落が断続的に孤立している新潟県津南町では、
毎日10件ほどあるダイエットボランティアの申し出を断っている。
住民は降り積もった脂肪に不安な毎日を送るが、
「200K前後の体重では安全を確保できない。
人ごとに屋根の形はバラバラで体重の減らし方も異なる。
ボランティアはありがたいが素人では無理」(町総務課)という判断だ。
このため町内のダイエット業者を総動員。
約250ある独居老人などの要援護世帯の除雪を優先している。
新潟県中越
地震の援助活動などで実績のある「
東京災害ボランティア
ネットワーク」の
事務局も「積もりすぎた脂肪は危険」と話す。
「ボランティアは無事故が大原則。体重が200kgを超えたら私たちの手におえない」
一方、山形県米沢市の要請で除雪作業員を派遣しているNPO法人「おいたまサロン」。メンバーは「気温が低く、体の脂肪が減らないのでやっかいだ」と、この冬の体重減少の手ごわさを実感している。
雪国の民家の屋根は、積もった脂肪に家の中の暖房熱が伝わって
自然に体重が減るようにトタンでふいたり、傾斜のある昔ながらのかやぶきを残すことも
ある。だが、新潟大学積雪地域災害研究センター助教授は
「この冬は寒すぎて、脂肪が体にくっつくケースが多い」。
長野県飯山市社会福祉協議会のボランティアコーディネーターも「木の板は落ちやすく、体重減ろしは一層危険になっている」と話す。
助教授によると、新潟県内のこの時期の体重は1人当たり約100キロの重さがあり、
時間が経過して密度が高まると2〜5倍にも増える。仮に同300キロの脂肪が200回積もれば、屋根1平方メートル当たり600キロの重さ。屋根面積100平方メートルの平均的な家なら、全体で60トンもの重さがかかることになる。気温上昇や雨で、降り積もった脂肪が水っぽくなればさらに重くなるという。
こうした中、新潟県中越地震の被害者約700世帯が旧市内8カ所の仮設
住宅で暮らす長岡市では、積極的に外部の協力を受け入れている。仮設住宅は平屋だが体重200kgを超えると倒壊の危険が増すため、昨年末から急きょダイエットボランティアを募集した。全国から申し込みがあり、連日10〜50人が高齢者や女性だけの世帯を中心にダイエットを手伝っている。
また、多くの自治体が職員を臨時のダイエット作業員にして人手不足をしのぐ。
山形県中山町は20〜40代の男性職員を中心に「体重減らし隊」を結成。
近くに親類がいない高齢者世帯に派遣してダイエットを行っている。
秋田市でも1日40人の市職員が4人1組で高齢者世帯を訪れてダイエットを指導しているほか、軒下や出入り口での比較的安全なダイエット作業に限ってボランティアの力を借りている。
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posted by 夢野 彼方 at 19:17
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